カフェ店舗の引越を伴う荷物の長期保管!梱包~船便の長距離輸送まで1社で完結
今まで営業してきた店舗を思い切って「新天地」に移転させる決意をする。様々思いを巡らして、「どこに店を開業しようか?」考えたとき…「東北、関東か、九州…」自営業をされている方には、そんな人生のタイミングがあるのではないでしょうか。
また、すぐに開業する場所がみつからない場合もあると思います。そういうときは「ゆっくり、納得のいくまで探してから、気に入ったところで開業したい。」という気持ちがあると思います。
- 開業場所を探す間、どこか安心して保管できる倉庫はないかな?
- 荷物の運搬は、どうしよう…どこに相談すれば?
- 開業場所が遠方になったら、保管した荷物の輸送が必要。
新たな事に挑戦すると同時に、様々なご不安があると思います。
今回は、そんなお悩みで、当社にご依頼をいただきましたK様の「店舗家財の長期保管と船便輸送事例」をご紹介したいと思います。
沖縄にカフェを移動
こんにちは。自営でカフェを経営しています。沖縄に現在のカフェを移転したいと思っているんですが…移転の見積もりをお願したいです。また移転する先が、まだはっきり決まっていないので、その間、カフェのテーブルや椅子などをすべて預かってもらいたいと思っています。
飲食の店舗移転ともなれば、什器や業務用冷蔵庫、その他の専用器具があることが考えられます。
さらに詳しくお聴きするために、プランナーが店舗に現地調査をすることになります。
大規模な店舗移転時のプラン作成も行ってきた当社プランナーは、店舗に着くまで、今まで取り扱ってきた移転の内容を思い出し、頭の中で準備をして向かいました。
また、今回は、沖縄への長距離輸送もあるため、提携会社との連携も必要となります。
その点も加味しながら慎重に現地調査をする必要がありました。
プランナーの現地調査
現地に到着し、店舗全体を確認していきます。
カフェテーブルや椅子などが、所狭しと並んでおりかなりの数がございます。
カフェの店舗内壁面部分には、大きな絵画が飾られていました。
やはり、飲食店なので、厨房用品などの業務用機器がございました。
宮古島でカフェを開こうと考えています。向こう(宮古島)の状況を調べるところからです。その間、この店舗にある備品や冷蔵庫、厨房用品などを預かって欲しいと思います。また、開業場所が決定したら、届けてもらうことは可能でしょうか?
プランナー:
―これまでも、店舗用のシンクや業務用冷蔵庫、テーブルから椅子、横幅3m以上の巨大看板や石像まで預かった実績もあります。どうぞ、お任せください。また、宮古島への長距離輸送に関しましては、提携業者にてのお届けになりますが、そのあたり、K様にとって問題がないようでしたら、そちらの手配まで1社ですべて承れますのでご安心ください。
あぁそれは、良かったです。
ホッとしました、よろしくお願いいたします。
事前打ち合わせによる目的の統一
「長期保管~宮古島への輸送まで!」という大きなプロジェクトになります。関わるスタッフを集めて慎重に打ち合わせを重ねていきます。
現地調査時に撮影させていただいた写真を元に、荷物の説明、搬出経路、梱包について、お客様の要望などをチームに伝え、プロジェクトの目的ゴールを統一していきます。
この「共通の目的」を全スタッフが共有することが大切です。そして、それこそ、プロジェクト成功の大きなポイントとなります。それゆえ、我々は事前ミーティングに時間をかけます。
カフェ店舗の荷物梱包と運搬
現地店舗に到着したスタッフチームは、運搬、梱包、トラックへの積み込みなど、事前に分担したそれぞれの役割を実行していきます。
業務用機器の梱包
業務用器具も予め打ち合わせ、用意した保管に適した資材で次々と梱包していきます。
クレープ焼き機の梱包
こちらはクレープを作る機材です。
底面を丁寧に保護して厚めの段ボールで包みます。
珍しいタイルのチェスト
表面にタイル材が施され、割れやすいチェストもダンボールを使い、巻き込んで、内容を表面に記載をして安全を担保いたします。
カフェテーブルの梱包
エアキャップと巻段ボールを使い、丸テーブルのかたちに梱包いたします。
カフェチェアの梱包
椅子も机も可能な限り分解できる部分は、スタッフで分解していきます。
その時に外したパーツも、梱包資材の中に一緒に入れて無くならないようにいたします。
絵画の梱包
絵画は、一枚一枚梱包していきました。
什器と小物の運び出し
店舗用の什器や荷物の梱包が終わります。その後、速やかに運び出し、自社トラックに積み込みます。
重量物の運搬
重量級の業務用機材は3名体制で慎重に搬出いたします。
荷物は写真で、事前段階に確認しています。
そのため、各荷物を梱包する資材の準備も万端です。
ベテランの梱包技術と慎重かつ的確な搬出により、スムーズに作業が完了いたしました。
室内型保管倉庫の保管作業
荷物を満載に積み込んだ3トントラックが、神奈川にあるチトセ(現プレミアムストレージサービス)の室内大型倉庫に到着いたしました。
倉庫に待機していたスタッフも加わり、予め準備してあった保管専用ラックに、店舗の荷物を格納していきます。
長期保管用に頑丈な梱包がされていますので、積み重ねをしても安全です。プロの格納作業で、きれいに積み重ねラックスペースにピッタリと納まっていきました。
ラック内にシリカゲル(防湿対策)を投入します。
そして、防塵対策のため、専用ラップをラックの周囲に巻いていきます。透明なラップは、中身が一目瞭然です。
この後は、倉庫管理者がしっかり管理業務を引き継ぎいたしました。
受取代行と船便輸送用梱包
当社の倉庫でお荷物をお預かりさせていただきその後、2年間が経過して、Kさまよりご連絡をいただきました。
店舗の場所が確定しました。それと…新しく厨房のシンクを購入したので、保管倉庫で受取りしてほしいのですが、お願いできますか?
K様がご購入されたシンクを倉庫で受取代行し、船便で輸送できるように再梱包をいたします。また、宮古島へと出航する船便の期日も決まりました。
期日に合わせ、その他の荷物も一度すべてラックから出します。そして、長距離輸送用に再梱包をしていきました。
船便コンテナ用に再梱包した店舗什器などは、宮古島への輸送期日が来るまでの安全を担保するため保管ラックに、再び格納いたしました。
そして、出航日…
宮古島行20フィートコンテナへ格納作業
宮古島フェリー輸送用のコンテナが有明埠頭に到着していました。
3トントラックをコンテナの目の前につけます。20フィートのコンテナです。
荷物の収容スペースには余裕があります。
それでも、振動などを考えると適当に積み上げることはできません。
隙間が極力できないようにいたします。また、荷物に負担がかからないように、平たく積み上げます。そして、荷物の凹凸にも注意をいたします。
そうして、慎重に3トントラックから20フィートコンテナへの積み替え作業をしていきました。
キレイに荷物も積み上がりました。宮古島行コンテナのカギを閉めました。あとは、提携業者にお任せして道中の無事を祈ります。
遂に、梱包運び出し~倉庫保管、そして船便輸送用コンテナ積み込みまで…約2年以上に及ぶ「長期保管船便輸送プロジェクト」が完了いたしました。
プロジェクトが完了して
その後、K様よりコメントが届きました。
無事に全ての荷物が到着して、宮古島で店舗の開業ができました。ありがとうございました。長い間、色々と本当にお世話になりました。
総日数5日・総勢31名で挑んだ大型店舗移転! 閉店後の夜間、大量のお荷物を搬出~保管
東京都渋谷区にある大型商業施設から移転される、飲食店様からのご相談です。夜間の搬出入作業と、移転完了までの荷物の保管も伴う、総期間で約半年、梱包・搬出・搬入などの作業の日程には合わせて5日を要する、大型のお引越しとなりました。店舗のお引越しは、一般家庭にはないお荷物がたくさんあります。例えば、什器、コピー機、大量のデスクや椅子…飲食店の場合は、業務用冷蔵庫や大型の調理器具などもお運びします。