イタリア製高級家具カッシーナソファの家具移動事例
大型で重量のあるソファやダイニングテーブルなどの高級家具を、様々な事情で急に移動しなければいけなくなったとき「どこに頼んだらよいか…」本当にお困りになると思います。
- 急な来客で部屋のスペースを空けたい。
- 高価な家具でとても大切。価値の分かる人達に任せたい。
- 緊急時の運搬。どこに頼めばいいのか業者が分からない。
ハイクラスなお客様方やクライアント様を抱える業者様には、お困りごとがあると思います。
今回は、以前より当社プレミアムストレージサービスとお付き合いのある「ザ・ハワードヒューズ・コーポレーションジャパン様」の3人掛けソファの室内移動事例をご紹介したいと思います。
〔今回のお悩みは…〕
緊急記者会見が入り、取材陣がオフィスに来社します。パイプ椅子を10客セットしたいので、その場所に置いてある3人掛けソファの位置を変更してほしいです。また記者会見が終了後の翌日18時以降に、元通りに現状復帰してください。
家具移動したブランドソファ
〔ブランド名〕
Cassina(カッシーナ)
(製品名〕
185TOOT(トゥートシステムソファ)
〔製造国〕
イタリア
〔デザイナー〕
ピエロ・リッソーニ
〔材質・色〕
ホワイトレザー、アルミニウムフレーム
〔サイズ〕
W3090xD900xH660
〔推定重量〕
60~70キロ
カッシーナ(Cassina)について
現在カッシーナ社では、主に二つのコレクションの展開があるそうです。一つ目は「イ・マエストリ」20世紀初めの巨匠建築家作品復刻シリーズです。代表的なものに「ル・コルビジェ、フランク・ロイド・ライトなど」巨匠デザイナーの家具があります。
二つ目は「コンテンポラリー」現代を代表する建築家やデザイナーとのコラボレーションした家具です。今回、取り扱ったソファの185TOOT(トゥートシステムソファ)は「コンテンポラリー」となります。「細い脚のうえにフレキシブルな広いスペースが浮いている、ツリーハウス」をイメージしたデザインだそうです。
デザイナー、ピエロ・リッソーニの作品は「本質的でシンプル」というポリシーが一貫しています。
カッシーナ前身は、古くから品質のよい木製の椅子を作っていた家具屋さんです。その家具屋さんをカッシーナ兄弟が、1927に年ミラノで会社化することでスタートします。カッシーナは、世界大戦後、家具事業が産業化されていく時代に合わせ「木製家具から現在のモダン家具へ方向転換」していくことで、飛躍します。そして、外部デザイナーとの積極的なコラボレーションを開始しその知名度を高めたそうです。
中でも、1957年、デザイナー「ジオ・ポンティ」によってデザインされたアームレスチェアである歴史的名作といわれる「スーパーレジェーラ」の発表で世界中の注目を集めました。直訳「超軽量」のこの椅子は、なんとその名の通り「重量が1.7kg」です 。指一本で持ち上がる世界一軽い椅子で、子供が持ち上げる広告で一躍有名になりました。
さらにカッシーナが2階の窓から投げ落とす、軽いだけではなく、耐久性も十分!デモンストレーションも話題を呼んだそうです。使われている素材は、野球のバットで使われている材質のようです。この成功から、さらに才能あるデザイナーや建築家とのコラボレーションを推進します。そして、その数多くの芸術作品が、現在、ニューヨーク近代美術館の永久所蔵品として飾られています。
我々が感じたこと
時代の動きに合わせ、顧客の価値を追求し、業界のリーダーシップを発揮しているカッシーナの前向きな挑戦は、本当に素晴らしいと思います。我々も「お客様の喜び」を追求してサービスを行っています。そして頼んで本当に良かったと思われたい。と心より思います。
事例のお客様は、何度もご利用いただいています、ザ・ハワードヒューズ・コーポレーションジャパン様(※)です。
※アメリカ全域で不動産の開発投資を展開する不動産デベロッパーの中でも、最も成功しているといわれているのが、ザ・ハワードヒューズ・コーポレーションです。「地球上の富の半分を持つ男」と言われた大富豪ハワードヒューズが設立した会社であり、現在ハワイオワフ島の再開発プロジェクト「ワードビレッジ」をワールドワイドに展開しています。
作業前のご相談とご提案
この場所で記者会見するのに、どんな具合に10客の椅子を並べたほうがいいだろうか…こんな具合かな…というご質問がございました。
それに対しスタッフは「5列に2段で並べると良いのではないでしょうか。」とアドバイスさせていただきました。
また、現場リーダーは「テレビ前の大理石リビングテーブルについて、この場所だと少々、記者会見をするには、狭くなってしまうと思われます。テーブルをテレビ側へ20㎝から30㎝動かしたら良いと思います。」とご提案させていただきました。
お客様は、なるほど。それでお願いします…
とても喜んでいただけました。
ソファ移動の注意と配慮
ソファをテレビ画面下の位置から、ダイニングテーブルを越えた先の壁際に寄せたい。
というご要望がございました。
その為には、巨大なダイニングテーブルを動かしてソファの移動となります。
ダイニングテーブル移動
このダイニングテーブルは、カッシーナ製475 BOBOLIボボリ テーブル。
(W2400 × D1200 × H730)
大型でモダンな高級家具は、複雑な形状です。その為、持ち手を間違えると破損します。多少の移動でも最大限の注意と配慮が必要となります。スタッフは、ダイニングテーブル下(した)へもぐり、持ってはいけない部分をしっかりと確認します。
天板の大きな家具は、いきなり持つと継ぎ目部分に負担がかかり、天板が外れる危険性もあります。ステー部分を探し、極力家具に負担のかからない持ち方で、さらに、床に傷をつけないように慎重に移動させます。
クッションの取り外し
続いてダイニングテーブルの移動で、空いた隙間を通し、ソファを慎重に指定の壁際へと運びます。机上や辺りにある割れ物も移動します。
カッシーナソファの運搬には、手垢などの汚れにも注意をしました。その為、「専用の手袋」を使います。そして取り外し可能なソファのクッションは、安全を担保するために全て取外し最大限に軽量化します。
ソファの移動
2名のスタッフは、アイコンタクトで息を合わます。
声をかけあいながら、慎重に丁寧に安全を第一に部屋の中を移動させていきました。
セッティング
ソファを壁際に設置し、微調整します。ザ・ハワードヒューズ・コーポレーションジャパン様のオフィスはショールームも兼ねています。決して、クライアント様から見て、失礼にならないように、ソファや家具の微調整を繰り返し角度も整えます。
ソファ移動が無事終わり
いつもありがとうございます。
本当に、助かっています。
こちらこそ、いつもありがとうございます。今回は、ソファやテーブルの持ち方に気を付けました。
持ってはいけない部分がありましたので、スタッフ同士で、声を掛け合いながら何度も事前に打ち合わせし確認させていただきました。
またご利用ください。
後日、カッシーナ3人掛けソファの原状復帰作業を行い、無事終了いたしました。また、数週間後には、別の場所で、「ジオラマ」を使って記者会見がありました。その時も、当社をご利用いただきました。本当にありがとうございます。今後も、いつでもご用命くださいませ。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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