敷地3000㎡~都内お寺の新築建て替えを伴う運搬と2年以上の荷物預かり事例|搬出、倉庫保管~搬入、仮住まいの引越まで全部丸ごと一社完結!
2017年4月5日、今から2年以上前のこと…その時期は引越や倉庫保管の繁忙期途中、お問合せの電話は立て続けに鳴り、メールを返し続けていました。そんな繁忙時期のお昼過ぎ1本の電話が入りました。
すみません。坂田といいますが、大きな家具を倉庫で一時保管をしてほしいんです。あと、仮住まいへの荷物の運搬、引越ですかね。それと、敷地内での移動もお願いします。敷地、3000㎡ぐらいあるかな?多分。すでに建設工事も始まっていて、早めにお願いします。
敷地面積が3,000㎡ですか!…
落ち着いた感じの男性の方からのご連絡でした…
運搬一時保管ご希望のお客様は大きなお寺のご住職
現地調査に、訪問プランナーが向かいました。文京区にある大きなお寺「十方寺さま」の建替え新築建設…
この度のご依頼者様の坂田様は、文京区にある十方寺さまのご住職さまでした。ご相談の内容は、お寺の建て替えに伴い、中に置いてある荷物の運搬と保管サービスでした。
つまり…
- 仮事務所へ移転
- 自宅一部引越し
- 家具の安全保管
“浄土山正覚院十方寺について”
十方寺さまは、長い歴史を持つとても由緒あるお寺です。その歴史は、元和元年(1615年)400年前にさかのぼるそうです。
坂田様は、その第二十世ご住職でした。
以下)十方寺HPより引用
文京区向丘の“浄土宗十方寺”は400年近い歴史を持つ由緒あるお寺です。“浄土宗十方寺”を開かれた円誉上人は1590年頃から昼夜を分かたず念仏弘通に尽力され、当時老若男女の上に帰依する者がおびただしく、この業績が徳川家康の知るところとなりました。
その後慶長9年(1604年)徳川家康より湯島に土地を拝領し、源空寺を創設しました。この寺に住職として40年、73歳で亡くなられましたが、46歳の時に根津に十方寺(じっぽうじ)を建立。その後の寛文2年(1662年)に現在の場所に移転しました。
文京区の十方寺さまに現地調査とお見積り
納骨堂が都心型のタワーのようになるんです。建て替えなので、大きな家具預かってもらいたいんです。それと事務所の荷物を別のマンションへ、ベッド等を自宅へお願いします。
そのようなご要望を聴き、慎重に、プランを作成していきました。
十方寺内にある家財は、重厚感のある木製家具や趣ある置物など、たくさんございました。
大きな「柱時計」なども運搬時に注意するものも多くございます。
プランナーは、プランを作成して、坂田さまにご成約をいただきました。そして、本社の事務所に帰ったら、計画を立てることにいたします。なぜならば、長期的なプロジェクトになる案件だったからです。
家財の撮影許可を得て、各箇所やお荷物の写真をカバンに収めました。プランナーは、乗ってきた軽自動車に乗り、横浜の本社へ戻りました。
長期保管と引越プロジェクト
作業当日に向け選抜されたメンバーは、繰り返し事前の打ち合わせを重ねていきました。
プランナーが、撮影した写真を見ながら、内容を聴きながら、必要な情報を共有して安全を担保していきます。今回の作業では、搬出した荷物を、事務所と自宅への搬入もあるため、かなりの時間を要しました。そこで預かる家財については…
- 当日:保管ラックに借り置き、格納
- 翌日:長期保管用梱包~ラック格納
そのような計画を立て作業方針を打ち立てました。
建築工事中の本堂から大型大量荷物を搬出
十方寺さまでは、すでに、新築建設工事が始まっていました。
こちらです!
作業の準備
坂田様が、広い敷地内をご案内くださり、搬出場所へトラックを着けます。解体される物件のため、建物養生作業の必要はございませんでした。
家具の梱包用資材をもって本堂中へと入っていきました。
小物から運び出す
引越用に梱包した荷物を本堂の中から、運び出していきました。
大きな家具のの搬出
大型で重量のある家具は、2名のスタッフで、足元にも注意し、慎重に運搬していきました。
指示と確認
作業のリーダーが指示を出し、スタッフが声を掛け合いながら、トラックへ家具を積載していきました。
コピー機の搬出
事務所にあるコピー機、重量物もベテランスタッフが安全かつ確実に運び出し積み込んでいきます。
台車で荷物をご自宅へ
そして、近くのマンションやご自宅に運ぶ荷物は、入口に止めたトラックから、台車を使い路上を押して運んでいきました。
沢山の家財を台車で移動させて、マンションや一戸建てに運びこんでいきました。
仮住まいで依頼された便利サービス
ご自宅の洗濯機置き場に洗濯機を置いたとき…ご自宅は、昔ながらのつくりの洗濯機置き場。枠のサイズが合わない。
そこで、サイズを図り、かさ上げするセットをホームセンターで購入し、後日、取り付け差し上げ、洗濯機が邪魔にならないように収めました。とても、喜んでくださりました。
十方寺の坂田様は、後日おハガキまで下さいました。
〔ご意見/ご感想〕
皆テキパキしており、普通よりも早く終わりました。洗濯機の台も用意していただきました。ありがとうございました。
〔最後に一言〕
次の引越しも、たのみます。
保管ラックに仮り格納
神奈川の自社大型倉庫に戻ったときには、すでに夜になっていました。到着時間が夜となってしまったため、無理はいたしません。
入庫当日は、保管ラック内に家具を借り置きします。翌日になり、長期保管用梱包を実行していきました…
長期保管用梱包で安全を担保
長期保管用に梱包
翌朝は、前日に借り置きした十方寺さまの家財を一点一点、丁寧に梱包していきました。
専用シートと段ボールを利用
傷やほこり、温度湿度など様々な状況を想定しながら家具の梱包をいたします。
中身の記載
隙間が空かないように、しっかり専用テープで止め、ほこりを遮断します。
梱包完成
最後に梱包した中身の内容を記載して、全ての家具を念入りの梱包いたしました。
保安ラックに安全格納
保管ラックに格納していきます。
そして、2年の歳月が経ちました…
十方寺の建て替え完成―家具の搬入作業
2年後、我々スタッフが再訪した十方寺さまは、近代的な華やかで、豪華な姿になっていました。
本駒込陵苑と併設されたオールインワンの供養施設として、都心型納骨堂を実装がされていました。
「自動搬送式」という納骨堂で、お墓のマンションタイプでしょうか?アクセスも都心にあるため非常によく、遠くにあるお墓にお参りに行けない昨今には、「理にかなったお墓。」と我々スタッフは感じていました。
それにしても、立派な建築物に傷をつけないように、慎重に作業を実行していきました。
前回お届けした自宅や事務所から再び荷物を運び出し…新しい建物内を通り抜け…
新しいお寺内の事務所や、所定のお部屋に運びこんでいきました。
梱包して運び込んだ…家財や…
オブジェを開梱し、慎重に、使う場に設置していきます。
運んだ大型家具は、広いお寺内でも、天井ギリギリの大きさのものも多く…
声を掛け合い注意深く、ゆっくり丁寧に運び込んでいきました。
箱などの小物は、一点一点、坂田ご住職さまに確認しながら収めていきました。
我々スタッフも初めて見るような、高い天井や金のきらびやかな装飾、すべてが壮大な空間でした。
我々スタッフは、その空間に圧倒されながらもプロ作業を忘れず、訪れる方々の使いやすさを考えて家具家財を設置していきます。
使う場を考え、家具を設置すること。
これは、プレミアムストレージサービススタッフ共通の考えです。その価値観を忘れず、サービスに徹しました。
建て替え引越保管プロジェクトが終了して
そして、作業がすべて完了いたしました。2017年4月~2019年4月、長期プロジェクトが完了いたしました。2年間も1案件に関われる我々スタッフは、とても幸せだと思います。
大きく生まれ変わる、新しく創造された場に立ち会えるだけでなく、その仕事に関われるのは最高の気分でした。
スタッフコメント
坂田様、この度は、当社の「荷物お預かり便」のご利用をいただきまして誠にありがとうございました。2年にわたる間、十方寺さまの新築建設工事の搬出入並びに、家具家財の預かりに関わることができて、大変勉強になりました。
お寺から運んだ家財は、独自性の高い趣あるモノがたくさんで、家具家財の好きな我々にとっては、楽しい2年間でした。タワー型の自動搬送納骨堂というものをはじめて知りましたが、本当に最新設備を駆使していて、お墓参りの概念を変えられました。
それでは、これからもお元気でお過ごしください。長い期間、ご利用いただきまして、誠に、ありがとうございました。
運搬(引越)保管一社完結の事例
港区ショールーム変更に伴う全部ブランド家具とハワイコンドミニアムの梱包運搬~長期保管を一社完結!
こんにちは。ちょっとまたお願いがありまして、今回、私どものショールームの家具を総入れ替えするので、一旦すべての家具を預かって欲しいんです。港区赤坂にあるハワイコンドミニアムのショールーム…新たなプロジェクト(ハワイコンドミニアム販売)が開始されるため、それに合わせ、港区ショールームの「リデザイン(Re design)」を実行する…